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キルカエアステル Circaeaster agrestis Maxim.

世界大百科事典 第2版の解説

キルカエアステル【Circaeaster agrestis Maxim.】

中国南西部からヒマラヤ地方に分布する小型の一年草で,1属1種よりなるキルカエアステル科Circaeasteraceaeがもうけられている(イラスト)。双子葉植物。胚軸が宿存,伸長して長さ数cmとなり,子葉も宿存し,その上に多数の根生葉と花茎を叢生(そうせい)するという特異な形態を有する。根生葉はロゼット状で葉身倒卵形,基部はくさび形で葉柄に移行し,合わせて長さ0.5~2.5cm。葉には中脈がなく,葉脈は二叉(にさ)分岐をすることも特異である。

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世界大百科事典内のキルカエアステルの言及

【被子植物】より

…裸子植物の葉脈では,イチョウのように二叉(にさ)分岐することが多く,葉跡は1本の場合をのぞけば偶数である。しかし,被子植物でも,キングドニアKingdoniaやキルカエアステルCircaeasterのように,二叉分岐する葉脈と偶数の葉跡をもつものもあり,原始的とみなされる。(5)有性生殖のための構造として,花をつける。…

※「キルカエアステル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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