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キレート試薬(読み)キレートしやく(英語表記)chelating agent

世界大百科事典 第2版の解説

キレートしやく【キレート試薬 chelating agent】

金属イオンに配位してキレート化合物をつくる多座配位子,あるいはそのような多座配位子となりうる化合物をいう。たとえば炭酸は二つの水素イオンを放って炭酸イオンとなり,中心原子Mに配位して4員キレート環をもつカルボナト錯体をつくるから,炭酸,炭酸イオンあるいは炭酸塩は最も簡単なキレート試薬の一つである。同様のものとして,5員キレート環をもつオキサラト錯体をつくる,酸性基二つをもつシュウ酸のようなジカルボン酸がある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のキレート試薬の言及

【有機試薬】より

…これを紙片にしみ込ませてpH試験紙が作られる。金属イオンの分析や分離に用いられるキレート試薬は,特定の金属あるいは金属群と選択的に反応して錯体(金属キレート)を作る。錯体が水に不溶であれば金属は沈殿物として分離され,その重量を測って金属を定量する(沈殿試薬)。…

※「キレート試薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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