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ギディングス Franklin Henry Giddings

大辞林 第三版の解説

ギディングス【Franklin Henry Giddings】

1855~1931) アメリカの社会学者。社会を心理学的にとらえ、社会結合の本質を同類意識とし、それに基づく複数行動を統計的方法で研究した。著「社会学原理」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギディングス
ぎでぃんぐす
Franklin Henry Giddings
(1855―1931)

アメリカの社会学者。1894年以来コロンビア大学の社会学および文明史教授として没年まで在任(1928年から名誉教授)。社会学におけるコロンビア学派の創設者。その主著『社会学原理』(1896)において、社会は本質的に心的現象であるとし、「同類意識」をもって、社会の起源的、基本的な主観的事実であるとした。社会は同類意識によって結合した任意の数の人間であるとみた彼にとって、社会学とは精神の結合の科学であった。
 のちにワトソンの行動主義心理学の影響を受けて、社会を主観的側面だけでなく客観的側面からもとらえようとし、同類意識に修正を加え、同一刺激ないし類似刺激に対する複数個体の反応としての「複数行動」をもって社会の本質を説明しようと試みた。その研究においては統計的方法を強調した。その政治的見解は選良主義(プロトクラシー)に基づくものであり、共和党に属し、アメリカ帝国主義の肯定者であった。[佐藤 毅]

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