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同類意識 どうるいいしきconsciousness of kind

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

同類意識
どうるいいしき
consciousness of kind

アメリカの社会学者 F.H.ギディングズが,『社会学原理』 (1896) のなかで提唱した概念。同類意識とは一般に人間が他人に対して自他の類似の知覚,同胞感情,共感などを覚える意識状態をいう。ギディングズは,人間は相互の暗示,模倣などの作用を通じて同類意識を発達させ,この意識が人間の群生生活を社会にまで転化させる基本であり,社会結合の本質であるとした。

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デジタル大辞泉の解説

どうるい‐いしき【同類意識】

他者を自己と同類であると認める意識。米国の社会学者ギディングスは、これを社会的結合の本質をなすものとした。

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大辞林 第三版の解説

どうるいいしき【同類意識】

他の人々を自分の同類と認める意識。アメリカの社会学者ギディングスは、これを社会の結合の本質をなすものとみなした。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

同類意識
どうるいいしき
consciousness of kind

ある存在が他の意識的存在を自己と同類と認める意識状態をいう。アメリカの社会学者ギディングスによって、社会の起源的、基本的な主観的事実とされ、有名になった用語。彼によれば、同類意識は、社会現象と非社会現象とを区別する意識であり、また社会的行為の原因とされる意識である。さらに、それは感動や模倣を通じて形成される意識であって、契約や連合を生み出し、いわば社会的結合の本質をなすものである。彼はこの同類意識と結合との作用の仕方から、社会現象の次のような四段階を指摘する。〔1〕集合と結社、〔2〕社会的精神の進化、〔3〕社会生成、〔4〕社会組成である。このうちの、社会生成social compositionとは、社会有機体として独立に生活している集団が、より大きな集団に結合することを意味し、社会組成social constitutionとは、社会集団の相互依存的階級または団体への分化を意味する。彼はのちに、同類意識説に修正を加え、同一刺激に対する集合的反応である複数行動をもって社会の本質を説明しようとするに至る。[佐藤 毅]

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