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クオーレ

百科事典マイペディアの解説

クオーレ

イタリアのデ・アミーチスの児童文学作品。1886年刊。原題は〈心〉の意で,日本では〈愛の学校〉とも訳されている。小学3年生の1学年の間の日記の形をとり,先生の話す九つの物語が含まれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

クオーレ【Cuore】

イタリアの作家デ・アミーチスの1886年の作。小学校4年生エンリーコの日記に家族からの手紙,月例講話を加えた形で,統一国家完成直後のイタリアの小学生の日常生活を通じ,祖国愛を訴えるほか,友情,同情心,義務,勇気など,人間として持つべき美徳を感動的なエピソードをつらねて語っている。クオーレは〈心〉〈愛〉の意。講話中〈母をたずねて三千里〉が名高い。強烈な祖国愛を懸念する評もあった。【神宮 輝夫】

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世界大百科事典内のクオーレの言及

【デ・アミーチス】より

…《軍国イタリア》誌編集長となり,《軍隊生活》(1868)の成功を機に作家の道に転進,70年代にヨーロッパ各国への旅行記を次々と刊行した。次いで《友達》(1883)および《クオーレ》(1886)を刊行。善と悪,強者と弱者のあまりに類型的な書き分け,祖国と軍隊への手放しの賛美など,独立,国家統一を達成してまだ日の浅いイタリア社会の支配的なイデオロギーをなんの批判もなく打ち出すという問題点をはらみながら,《クオーレ》は世界中で人気を博した。…

【ピノキオ】より

…そしてその動きに呼応しながら,未来のイタリアを担う子どもたちの教育を目ざして,児童文学の作品が盛んに生み出された。その双璧ともいうべきものが,デ・アミーチスの《クオーレ》とこの《ピノキオの冒険》であり,前者が支配階級のブルジョアジーへと成長するはずの子どもたちを主として視野に収めつつ書かれたのに対して,後者では,被支配階級の民衆――しかも最下層の民衆――へと成長するはずの子どもたちに視点が定められている。主人公のピノキオは,〈操る者〉の意志によって動かされる宿命の〈操り人形〉であった。…

※「クオーレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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