クノーベルスドルフ(その他表記)Georg Wenzeslaus von Knobelsdorff

改訂新版 世界大百科事典 「クノーベルスドルフ」の意味・わかりやすい解説

クノーベルスドルフ
Georg Wenzeslaus von Knobelsdorff
生没年:1699-1753

ドイツロココ建築家。プロイセン貴族出身の軍人で,騎士建築家と称される。フリードリヒ大王友人として大王の建築構想を具体化し,代表作ベルリンの《オペラハウス》(1743),ポツダム郊外の《サンスーシ宮殿》(1747)を建築。多数の宮殿内部を華麗なロココ装飾で飾り,プロイセン宮廷におけるインテリア文化の形成に寄与した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クノーベルスドルフ」の意味・わかりやすい解説

クノーベルスドルフ
Knobelsdorff, Georg Wenzeslaus von

[生]1699.2.17. クロッセン近郊
[没]1753.9.16. ベルリン
ドイツのバロック,ロココの建築家,画家プロシアのフリードリヒ大王のもとで 20年間制作活動をした。作品としてはベルリンのオペラ座 (1741~43) ならびにポツダムのサンスーシ宮殿 (45~47) の広間などが有名である。

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世界大百科事典(旧版)内のクノーベルスドルフの言及

【サンスーシ宮殿】より

…〈サンスーシ〉はフランス語で〈気苦労なし〉の意で,フリードリヒ2世(大王)が命名した。大王自らの構想に基づき,クノーベルスドルフが設計した別荘建築である。1745‐47年建設。…

【ドイツ美術】より

…彼のニュンフェンブルク宮殿のアマーリエンブルク(1734‐39)やミュンヘンの王宮劇場(1750‐53)は,D.ツィンマーマンのウィース巡礼教会(1746‐54)とともにバロック末期ロココ様式の代表作である。同じころポツダムではクノーベルスドルフがサンスーシ宮殿(1744‐47)造営に携わり,ドレスデンではペッペルマンMatthäus Daniel Pöppelmann(1662‐1736)のツウィンガー宮殿(1711‐22)が成立した。 これらの建築はスタッコの彫刻や装飾ならびにフレスコ壁画で埋めつくされ,一大総合芸術を顕現させた。…

※「クノーベルスドルフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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