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クレメンスの手紙 クレメンスのてがみEpistle of Clemens

世界大百科事典 第2版の解説

クレメンスのてがみ【クレメンスの手紙 Epistle of Clemens】

96‐97年ころ,ローマ教会の名でコリント教会にあてて書かれた手紙で,同教会内の混乱を収拾することが直接の目的であった。実際の著者はローマの第2あるいは第3代監督クレメンスといわれ,通常,偽書である第2の手紙と区別して《クレメンスの第1の手紙》と呼ばれる。本書の構成を見ると,最初から公の礼拝において朗読されるようにもくろまれたことがわかる。多くの勧告が述べられ,修辞上の技巧が用いられ,旧約聖書(七十人訳聖書)の詳細な引用がなされ,重要部分を祈禱で締めくくっていることなどはそのことを示している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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