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義認 ぎにんjustificatio

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

義認
ぎにん
justificatio

キリスト教神学で,人間を罪の状態からの状態へ移行させる神の行為をいう。元来ギリシア語の dikaioō (義たることを宣告する) という法廷用語から転用されたが,これがラテン語では justificare (義とする) と訳された。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ぎ‐にん【義認】

justificationキリスト教で、罪ある人間がキリストの贖罪(しょくざい)によって正しい人として神に認められること。罪のゆるし。カトリックでは、義化という。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

義認【ぎにん】

キリスト教の救済論における中心的な概念。ラテン語でjustificatio,カトリックでは〈成義〉。パウロによれば,救いは神により義とされること(義認)に始まり,聖(きよ)くされることに至る(〈聖化 sanctificatio〉,カトリックでは〈成聖〉。
→関連項目ルター

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎにん【義認】

キリスト教において,救いについて述べるときの重要な用語。パウロの《ローマ人への手紙》3~6章によれば,救いは神によって義と認められることに始まり,さらに聖(きよ)くされることへと導かれる。これを〈義認〉と〈聖化〉といい,ラテン語ではjustificatioとsanctificatioと呼ばれる。カトリックがこれを成義と成聖と訳しているのは,救いが形をとって実現することに重点をおいて考えているからである。

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大辞林 第三版の解説

ぎにん【義認】

キリスト教における救済の中心的概念。現実に義でない者をキリストのあがないにより神が義と認めるというプロテスタントの解釈と、神が人間を現実に義と化していくというカトリック教会の解釈とがある。カトリック教会では、成義、または義化という。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の義認の言及

【救い】より

…しかし救いの根拠が神の預定にあることも強調されている。ルターは教会の中に固定された制度を破って〈信仰のみ〉による救いの道を示したが,近代のプロテスタント教会では〈義認〉と〈聖化〉の関係が大きな問題であった。ピューリタニズムと敬虔主義においては,〈聖化〉とは神の見えざる預定と選びを見える仕方で実現するもので,これによって〈神の国〉の理念を社会的・倫理的に実現しようとした。…

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