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グイエ Gouhier, Henri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グイエ
Gouhier, Henri

[生]1898.12.5. オゼール
[没]1894.3.31. パリ
フランスの哲学史家,演劇美学者。 1929年リール大学,41年パリ大学教授。演劇作品と哲学作品はいずれも人間の創造活動として類比的構造をもつという立場から哲学史研究と演劇哲学を展開。デカルト,パスカル,N.マルブランシュ,J.-J.ルソー,メーヌ・ド・ビラン,サン=シモンと A.コント,ベルクソンなどの研究のほか,『演劇の本質』L'Essence du théâtre (1943) などの著書がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グイエ
ぐいえ
Henri Gouhier
(1898―1996)

フランスの哲学者、哲学史家。オーセルに生まれる。1919年エコール・ノルマル・シュペリュール(高等師範学校)卒業。1936年リール大学、1948~1968年ソルボンヌ大学(パリ大学)教授。1961年道徳政治科学アカデミー会員、1979年アカデミー・フランセーズ会員。1924年『デカルトの宗教思想』La pense religieuse de Descartesでアカデミー・フランセーズ賞を獲得。以後デカルト、パスカル、マルブランシュ、ルソー、メーヌ・ド・ビラン、コント、ベルクソンらを主題とする哲学史研究に新境地を拓(ひら)いた。その特色は、対象としてはとくに宗教思想を好んで論じ、見方としては思想を創造活動としてとらえるところにある。人間の創造的営為を歴史的現実とみるグイエは、同じく歴史を織り成すドラマにも関心を寄せ、『演劇の本質』(1943)をはじめとする数巻の著書において、独自の演劇美学を展開した。[佐々木健一]
『佐々木健一訳・解題『演劇の本質』(1976・TBSブリタニカ) ▽アンリ・グイエ著、中村雄二郎・原田佳彦訳『人間デカルト』(1981/新装版・1988・白水社) ▽アンリ・グイエ著、佐々木健一訳・解説『演劇と存在』(1990・未来社)』

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