デジタル大辞泉 「グジャラート州」の意味・読み・例文・類語 グジャラート(Gujarat) インド西端にある州。カーティアワール半島を占め、古くから西アジア・アフリカとの交易が盛んで、国外に多くの移民を送り出した。近年は重化学工業が発展している。州都はガンディナガル。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グジャラート州」の意味・わかりやすい解説 グジャラート〔州〕グジャラートGujarāt インド西部にある州。カティアワール半島を中心に,その北に接する平野部と半島の東西に入込むカンベイ,カッチ両湾の対岸地域を含み,北西部はパキスタンと国境を接する。 1960年,言語による州の再編が行われ,当時のボンベイ州から分離して州となった。州都はガンディナガル。北西部は不毛のカッチ大湿原で,雨季には氾濫した河水におおわれるが乾季には塩分を含んだ砂地となる。北部の平野は降水量が少く,南東に向うに従い降水量が増加し,カンベイ湾東岸部では肥沃な農業地帯を形成。綿花,米,コムギ,雑穀,ラッカセイなどの農産物,チーク材,タケ,ビャクダンなどの林産物が主産物。同国の主要工業州で,カンベイ湾などで石油,天然ガスを産出するほか,ソーダ灰,塩の生産は同国の大部分を占める。セメント,植物油,化学,医薬品の生産も重要で,アーメダバードの綿工業は有名。北西部のカッチ地方を除いて鉄道網が整備され,州東部を南北に走るデリー-ムンバイ (ボンベイ) 間の幹線鉄道と国道が州の主要都市を結ぶ。面積 19万 6024km2。人口 4117万 4343 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報