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グラートマン Robert Gradmann

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世界大百科事典 第2版の解説

グラートマン【Robert Gradmann】

1865‐1950
ドイツ地理学者。ネッカー河畔のラウフェン生れ。チュービンゲン大学を卒業後,シュワーベンアルプにおける植生研究に従事し,後氷期の乾燥期にこの地方が樹林に乏しい乾燥性植生からなる〈ステップ荒原〉に覆われたと推定して植物地理学新生面をひらく。その後A.ヘットナーの指導のもとに《中欧の景観像とその史的変遷》(1901)や《植物地理学と集落史の関係》(1906)などの論考において,中世南ドイツの平野で三圃農業を営んだゲバン村落の原型が,先史時代に〈ステップ荒原〉の泉のそばで成立し,山間に多い小村や散村は中世以降針葉樹林の開拓によって初めて成立したと主張する。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のグラートマンの言及

【集落地理学】より

…前者の方法論に具体的な示唆を与えたのが,農業史家マイツェンA.Meitzenのヨーロッパ全土にわたる集落形態の分析(1895)である。またグラートマンR.Gradmannは20世紀初頭から南ドイツをフィールドとして植物群落と居住との諸関係について歴史地理学的考察を進め,1910年代以降の集落研究に大きい影響を与えた。日本でもこの時期に小川琢治や小田内通敏などによって集落研究が本格化し,30年代には米倉二郎によってマイツェンの方法論が古代条里村落の復原に導入された。…

【集落地理学】より

…前者の方法論に具体的な示唆を与えたのが,農業史家マイツェンA.Meitzenのヨーロッパ全土にわたる集落形態の分析(1895)である。またグラートマンR.Gradmannは20世紀初頭から南ドイツをフィールドとして植物群落と居住との諸関係について歴史地理学的考察を進め,1910年代以降の集落研究に大きい影響を与えた。日本でもこの時期に小川琢治や小田内通敏などによって集落研究が本格化し,30年代には米倉二郎によってマイツェンの方法論が古代条里村落の復原に導入された。…

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