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グンケル グンケル Gunkel, Hermann

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グンケル
グンケル
Gunkel, Hermann

[生]1862.5.23. シュプリンゲ
[没]1932.3.11. ハレ
ドイツ旧約聖書学者。ギーセン (1907~20) ,ハレ (20~27) 各大学教授を歴任。ウェルハウゼンを中心とする文献批判学派に対抗して宗教史学派を築いた一人。伝説の比較研究により旧約聖書の文献的価値を強調し,生活における位置づけを主眼とする様式批判の方法を開拓,『原始と終末における創造と混沌』 Schöpfung und Chaos in Urzeit und Endzeit (1885) はその所産。

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世界大百科事典 第2版の解説

グンケル【Hermann Gunkel】

1862‐1932
ドイツの聖書学者。19世紀末の文献批判に基づく観念論的発展図式によるイスラエル宗教理解を批判し,伝承史と文学形態批判という新しい方法論を用いて,オリエント環境世界の中での個性的発展像を描こうと試みた宗教史学派の代表的学者であり,今日の〈聖書学の父〉といわれる。主著は《創世記注解》(第5版,1922),《詩篇注解》(1926),《詩篇緒論》(1933)。【左近 淑】

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世界大百科事典内のグンケルの言及

【詩篇】より

…その前段階に,《ダビデ集》《コラ集》《アサフ集》などの小歌集が存在し,それらが編集されて現在の形をとった。文学類型上は,古代イスラエルの背景をなす古代オリエントの宗教詩とも関連するが,ドイツの旧約学者グンケルは主要類型として,〈賛歌〉〈民族の嘆きの歌〉〈王の詩篇〉〈個人の嘆きの歌〉〈個人の感謝の歌〉を挙げ,そのほかに〈巡礼歌〉〈戦勝歌〉などの小類型を挙げた。《詩篇》の基本にあるのは,人間の苦悩の描写と訴えであり,それに対する神の救助の行為の報告と救助を行う恵みの神の描写が〈ほめたたえ〉となる。…

【宗教史学派】より

…1880年代の終りに,古代キリスト教を宗教史的方法によって解明しようとしてドイツの一群のプロテスタント神学者が始めた学問的運動とそのサークル。代表者は年長順に,アイヒホルンA.Eichhorn,ウレーデW.Wrede,ライツェンシュタインR.Reitzenstein,グンケル,ブセット(ブーセ)W.Bousset,トレルチなど。彼らは宗教への内的共感から宗教の生きた発展の姿をとらえようとする宗教史的方法をとくに原始キリスト教に適用し,その祭儀や思想の奥にある霊的・内的敬虔としての宗教性が周辺の世界の宗教に連なることを文献学的に究明しようとした。…

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