コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ケファラスピス Cephalaspis

2件 の用語解説(ケファラスピスの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ケファラスピス【Cephalaspis】

古生代のシルル紀からデボン紀にかけて繁栄した無顎(むがく)類の1属で,一般に甲冑魚(かつちゆうぎよ)とよばれているものの一つである。セファラスピスともいう。頭部は硬い骨質の甲で覆われ,眼は頭甲の中央正中線近くに近接して存在する。頭甲の背面周辺部に特殊な感覚域がある。頭部腹面は可動の小板で覆われており,水の吸出と,それにともなう摂餌に用いられたと考えられている。底生生活に適応した魚類である。【上野 輝弥】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケファラスピス
けふぁらすぴす
[学]Cephalaspidiformes

無顎(むがく)類ケファラスピス目(骨甲(こっこう)目)の魚類。シルル紀後期からデボン紀後期にかけて、ヨーロッパ、ドイツ、北アメリカなど、各地の地層から化石が発見されている。体は硬く厚い骨質の外骨格で覆われる。頭甲は短く、角(つの)状突起は長い。頭部の結合組織は化骨しているため、脳形や頭部神経系などがよく調べられている。一般に小形の魚類であるが、デボン紀中期のケファラスピス・マグニフィカCephalaspis magnificaは全長60センチメートルにはなったと考えられる。[籔本美孝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ケファラスピスの関連キーワードアンモナイト古生代シルル紀秩父古生層デボン紀海蕾海林檎旧古生代シルル系新古生代

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone