コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ケファラスピス Cephalaspis

2件 の用語解説(ケファラスピスの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ケファラスピス【Cephalaspis】

古生代のシルル紀からデボン紀にかけて繁栄した無顎(むがく)類の1属で,一般に甲冑魚(かつちゆうぎよ)とよばれているものの一つである。セファラスピスともいう。頭部は硬い骨質の甲で覆われ,眼は頭甲の中央正中線近くに近接して存在する。頭甲の背面周辺部に特殊な感覚域がある。頭部腹面は可動の小板で覆われており,水の吸出と,それにともなう摂餌に用いられたと考えられている。底生生活に適応した魚類である。【上野 輝弥】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケファラスピス
けふぁらすぴす
[学]Cephalaspidiformes

無顎(むがく)類ケファラスピス目(骨甲(こっこう)目)の魚類。シルル紀後期からデボン紀後期にかけて、ヨーロッパ、ドイツ、北アメリカなど、各地の地層から化石が発見されている。体は硬く厚い骨質の外骨格で覆われる。頭甲は短く、角(つの)状突起は長い。頭部の結合組織は化骨しているため、脳形や頭部神経系などがよく調べられている。一般に小形の魚類であるが、デボン紀中期のケファラスピス・マグニフィカCephalaspis magnificaは全長60センチメートルにはなったと考えられる。[籔本美孝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone