出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ヨーロッパでは1850年ごろから利用されており,日本には1900年ごろ導入され,関東大震災後の復興時,隅田川の橋梁(きようりよう)基礎を作るのに用いられて以来盛んに利用されるようになった。なお,空気ケーソンでは,高圧下での作業後の減圧に伴って体内組織中に溶けていた空気中の窒素分が気泡化してケーソン病(潜水病)を引き起こす危険があるので,気圧に応じた作業時間,気圧の増減時間の規制を行う必要がある。【藤田 圭一】。…
…また慢性症状として,骨の破壊の生じることが知られている。このような障害を減圧症decompression sicknessというが,減圧症は潜函(ケーソン)作業や加圧シールド工法など高圧下作業でも発生する危険があり,潜函病(ケーソン病caisson disease)と呼ばれる。予防としては,深度と滞在時間に応じた段階的減圧法を行うことが不可欠であるが,減圧時に純酸素やヘリウムを呼吸させる方法も行われている。…
※「ケーソン病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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