潜水病(読み)せんすいびょう

百科事典マイペディアの解説

潜水病【せんすいびょう】

潜函病,潜水夫病減圧症ともいう。高圧から常圧状態に急に戻ると起こる。体内に溶解した空気中の窒素が気泡となり,血管塞栓(そくせん)を起こしたり,各種組織にも気泡を生じ,四肢の筋肉・関節痛,皮膚のかゆみ,めまい,吐き気,知覚・運動障害その他の神経症状を生じる。
→関連項目ケーソン工法職業病

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世界大百科事典 第2版の解説

せんすいびょう【潜水病 diver’s disease】

潜水夫病ともいう。海底作業やレジャーでの潜水など,高圧下での長時間潜水後の減圧過程で生じる障害。水面下では水深10mごとに1気圧ずつ加圧される。深度10m以下の素潜りではとくに問題は生じないが,スキューバを用いての数十m以上の潜水やヘルメット式およびマスク式の送気式潜水による長時間潜水では,高圧による種々の症状が生じ,また水面常圧下への減圧過程で潜水病と呼ばれる障害が発生する。 高圧下では呼吸気中の窒素や酸素など各種ガスが大量に体内に溶解し,窒素酔いと呼ばれる酩酊状態や酸素中毒の症状をもたらすことがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

潜水病
せんすいびょう

潜水作業時にみられる減圧症のことで潜水夫病ともいう。[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

せんすい‐びょう ‥ビャウ【潜水病】

〘名〙 深く潜水した人間が急激に水上へ出ると起こる病気。潜水夫病。→潜函病。〔海底旅行(1929)〕

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