ゲオルク2世(読み)ゲオルクにせい(英語表記)Georg II, Duke of Saxe-Meiningen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲオルク2世」の意味・わかりやすい解説

ゲオルク2世
ゲオルクにせい
Georg II, Duke of Saxe-Meiningen

[生]1826.4.2. マイニンゲン
[没]1914.6.25. ワルデック,バートビルドゥンゲン
近代演劇の発展に寄与したドイツの公爵ザクセンマイニンゲン公。女優出身の妃エレン・フランツとともに,1866年マイニンゲン宮廷劇場の専属劇団 (→マイニンゲン劇団 ) を結成,俳優 L.クロネックの協力を得て,みずから演出,装置を手がけた。衣装,装置の歴史考証の正確さ,写実的装置などは,彼がイギリス訪問中に親しんだ C.J.キーンの舞台に負うところが多い。群衆の処理の仕方や人物配置などでも多くの新しい手法を試み,1874年のベルリン公演に続くヨーロッパ巡業を通して,近代演劇に多くの影響を与えた。 A.アントアーヌや K.S.スタニスラフスキーもこの劇団の影響を受けた。 1890年に解散。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「ゲオルク2世」の解説

ゲオルク2世

生年月日:1826年4月2日
ザクセン=マイニンゲン公
1914年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android