コバンモチ(読み)こばんもち

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コバンモチ
こばんもち
[学]Elaeocarpus japonicus Sieb. et Zucc.

ホルトノキ科の常緑高木。高さ10~15メートル。葉は互生し、卵状楕円(だえん)形ないし長楕円形、葉柄は長く約3センチメートル。葉身は長さ7~10センチメートル、先は鋭くとがり、基部は鈍く、大きな鈍い鋸歯(きょし)がある。3~6月、総状花序を腋生(えきせい)し、白色の小花を多数密につける。果実は核果で長さ約1センチメートル、楕円形、濃青色。近畿地方以西の本州、四国、九州、沖縄の常緑樹林内に生え、中国にも分布する。材は純白で、きめが細かいので白木竹とよんで器物をつくるのに用いる。[古澤潔夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のコバンモチの言及

【ホルトノキ】より

… ホルトノキ科は世界の熱帯から亜熱帯を中心に12属約400種があり,なかでもホルトノキ属Elaeocarpusは東南アジアから太平洋地域にかけて多くの種がある。日本にはほかにコバンモチE.japonicus Sieb.et Zucc.などがある。【緒方 健】。…

※「コバンモチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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