ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コプト人」の意味・わかりやすい解説 コプト人コプトじんCopts キリスト単性説を奉じるエジプト人キリスト教徒。アラビア語で qubt。ビザンチン時代には古代エジプト語をギリシア文字で記し,エジプト的要素とヘレニズム的要素を融合した文化をつくりだした。7世紀中頃にアラブ人がエジプトを征服してからは,技術官僚として高位,高官にのぼる者もあったが,次第にイスラムへの改宗が進み,14世紀までにその数はエジプト人全体の 10分の1から 12分の1に減少。上エジプト,ヌビアを中心に約 100万人といわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
旺文社世界史事典 三訂版 「コプト人」の解説 コプト人コプトじんCopts 古くからキリスト教に帰依したハム語族のエジプト人上エジプト地方に多く住んでいる。異端とされた単性説を信じ続け,3〜13世紀ごろまで独自のすぐれた宗教芸術を生んだが,アラブ人の支配後,迫害を受けた。古代エジプト人の言語・風習を研究する上で貴重な存在。 出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報 Sponserd by