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コライス コライスKorais, Adamantios

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コライス
Korais, Adamantios

[生]1748. スミルナ(現トルコイズミル)
[没]1833
ギリシアの文学者。パリに永住。古代ギリシア文学の研究,近代ギリシア語の確立に寄与し,また独立戦争時には,ギリシア民族の精神面の指導者の一人となった。しかし彼自身はギリシア人の当時の教育水準から判断し,独立は時期尚早と見なしていた。

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世界大百科事典 第2版の解説

コライス【Adamántios Koraís】

1748‐1833
近代ギリシアの古典学者,政治思想家キオス島出身の豊かな貿易商人の家に生まれ,フランスモンペリエで医学を修めたのち1788年より生涯パリに住んだ。新古典主義自由主義の立場からギリシアの政治的復興をめざして民衆の啓蒙に努めた。とりわけホメロスヘロドトスらの作品の近代語訳にあたって,近代ギリシア口語(民衆語)を民族語として,文学的表現手段にまで発展させた業績は大きい。ギリシア独立を希求する小冊子の発行,パリ愛希協会の設立(1830)など,国外から思想的側面からの活動を行った。

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世界大百科事典内のコライスの言及

【ギリシア】より

…そこでは商館のほかに教会や学校が建てられ,新聞が発行され,やがていろいろな結社がつくられ,祖国解放のための運動が準備された。フランス革命に共鳴した思想家コライスはパリにいたが,彼はギリシア農民の文化的向上が先決の課題であるとして啓蒙運動を唱え,ワラキアからウィーンへ赴いたリガスは秘密結社をつくり,1797年にギリシア革命のための憲法案を起草した。彼のギリシア共和国の構想によれば,それは狭義のギリシアを範囲とするものではなく,ワラキア,モルドバまでの全バルカンとアナトリアをも包含するもので,それら地域のすべての住民の共闘を呼びかけるものであった。…

※「コライス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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