日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 コルリエーレ・デラ・セーラこるりえーれでらせーらCorrière della Séra イタリア最大の全国紙。1876年、大富豪クレスピ家によってミラノで夕刊紙として創刊されたが、現在は朝刊紙。発行部数約69万部(2000)。国内・国外の経済関係の報道に優れているほか、文化欄の役目をもつ第三面は、イタリア・ジャーナリズムの名物と目されている。ムッソリーニ政権下ではファッショ体制を批判して弾圧を受けた。現在は中道保守派の立場にある。1974年、同国最大の情報コングロマリット、リッツォーリ社(RCS)によって買収された。[小松原久夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例