コロール(読み)ころーる(その他表記)Koror

デジタル大辞泉 「コロール」の意味・読み・例文・類語

コロール(Koror)

パラオ最大の都市コロール島にあり、同国過半数人口を占める。日本統治時代には南洋庁が置かれた。1994年の独立以来首都だったが、2006年にマルキョク遷都コプラ産出。人口1.4万(2003)。

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精選版 日本国語大辞典 「コロール」の意味・読み・例文・類語

コロール

  1. ( Koror ) パラオ共和国の首都。パラオ諸島のコロール島にある港湾都市。日本統治時代(一九二一‐四五)は南洋諸島の行政中心地。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コロール」の意味・わかりやすい解説

コロール
ころーる
Koror

パラオ共和国の都市。2006年10月、マルキョクへ遷都されるまでは同国の首都。パラオ諸島のなかの最大島バベルツアプ島(別名パラオ島)の南西端に接するコロール島にあり、ここにパラオ共和国全人口の過半数が住むというミクロネシア最高の人口密度をもつ。日本の委任統治時代、全ミクロネシアを統轄する南洋庁がこのコロールに置かれたのに始まり、第二次世界大戦後のアメリカの信託統治時代にもそのままここが行政中心地として引き継がれた。日本以前のドイツ、スペイン時代を含めて、接触した多様な文化を取り入れた多彩・瀟洒(しょうしゃ)な近代都市を形成しているが、現状についてはミクロネシアでもっともアメリカ化したところといわれる。人口1万0600(2000)。

[大島襄二]

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