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コーソ(英語表記)Corso, Gregory (Nunzio)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コーソ
Corso, Gregory (Nunzio)

[生]1930.3.26. ニューヨーク
[没]2001.1.17. ミネソタ,ロビンズデール
アメリカの詩人。ローワーイーストサイドのスラム街のイタリア系の生れで,17歳で刑務所に収監されたが独学し,1950年にギンズバーグと出会って詩を書きはじめた。南アメリカやアフリカを放浪したのち,マサチューセッツに落ち着き,ハーバードの学生らの援助で処女詩集『喧騒の聖女』 The Vestal Lady on Brattle (1955) を出した。 56年サンフランシスコに移り,ギンズバーグの「ビート運動」に加わった。『ガソリン』 Gasoline (58) ,『爆弾』 Bomb (58) ,『死の幸福な誕生日』 The Happy Birthday of Death (60) などの詩集がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コーソ
こーそ
Gregory Nunzio Corso
(1930―2001)

アメリカのビート派詩人。イタリア系移民の子としてグリニジ・ビレッジのスラム街に生まれる。何度も少年院送りとなり、20歳まで3年間は刑務所にいた。文学に目覚めたのもそのころで、やがてギンズバーグらを知り、詩を書き始めた。ギンズバーグ、ケロアックと並んで、彼は「ビート派」のもともとの作家である。「サンフランシスコ・ルネサンス」の立役者となったこの有名な作家や詩人のなかでは、彼は無垢(むく)の子供のような存在であり、また道化の役割をもっていた。初期の作品は独学によって書かれた感じであり、しばしば滑稽(こっけい)さを表すだけでなく、読者の胸を打つ真実味もある。詩集に『ガソリン』(1958)、『死の幸福な誕生日』(1960)、『人間ばんざい』(1962)、『土まみれの手』(1981)、ほかに小説、戯曲もある。[徳永暢三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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