サターン

精選版 日本国語大辞典 「サターン」の意味・読み・例文・類語

サターン

(Saturn)
[一] ローマ神話で、農耕文化の神。人間に初めて農耕を教えたと伝えられる。ラテン名サトゥルヌスギリシア神話クロノスにあたる。
[二] 土星の英語名。占星術では、わざわいの星とされる。

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デジタル大辞泉 「サターン」の意味・読み・例文・類語

サターン(Saturn)

サトゥルヌス
土星

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サターン」の意味・わかりやすい解説

サターン

ベンチオカーブともいう。化学名 S - P -クロロベンジル- NN -ジエチルチオカルバメート。除草剤。非ホルモン型の吸収移行性の土壌処理剤。無色液体,沸点 126~129℃/0.008mmHg。水に難溶,有機溶媒によく溶ける。発芽時,生育初期の幼芽部に作用し,蛋白合成を阻害して殺草する。稲とイネ科雑草との間に属間選択性があり,比較的安定した薬剤であるので,土壌条件や他種農業との近接散布による影響も少いとされる。野びえなど水田の雑草の防除に用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のサターンの言及

【土星】より

…最大の衛星チタンは窒素からなる大量の大気をもつ。【田中 済】
[シンボリズム]
 土星はローマ神話のサトゥルヌス(英語ではサターンSaturn)と同一視され,図像学的には,通常長い鎌をもった老人の姿で表される。ギリシア神話のクロノスと同一視されることもあり,老年,時,さらには死と結びつけられることが多いのは,古代神話の最長老であるところから,あるいは神名のクロノスKronosと,〈時〉を表すギリシア語クロノスchronosとが混同されたことによるとされる。…

※「サターン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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