日本大百科全書(ニッポニカ) 「サワダツ」の意味・わかりやすい解説 サワダツさわだつ[学] Euonymus melananthus Fr. et Sav. ニシキギ科(APG分類:ニシキギ科)の落葉小低木。高さ約1メートルに達し、枝は緑色で滑らかである。葉は質は薄く、卵形で長さ3~8センチメートル。6~8月、暗紫色で径約0.8センチメートルの花を開く。果実は球形で紅色、翼はない。日本の特産種で、深山に生え、本州から九州にややまれに分布する。名は、沢沿いに生えるので沢立の意味であるといわれる。[門田裕一 2020年2月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例