日本大百科全書(ニッポニカ) 「サードパーティ」の意味・わかりやすい解説
サードパーティ
さーどぱーてぃ
third party
外部事業者。ファーストが当該メーカー、セカンドが子会社や関連会社など、あるいはユーザーをさし、サードは資本関係のない第三者であることを意味する。コンピュータやゲームビジネスで用いる用語で、当該プラットフォーム向けに互換性のある周辺機器、ソフトウェア、ゲームソフトを製造するメーカーをさす。たとえばマイクロソフト社のWindows(ウィンドウズ)向けにドキュメント管理ソフトなどをつくるアドビシステムズ、ソニーのプレイステーションに対し、ゲームソフトを提供するスクウェア・エニックスなどがサードパーティに該当する。本来的な意味では、メーカー側とは契約がない状態で周辺機器・ソフトウエアをかってに製作する事業者のことであるが、とくにゲーム業界の場合にはライセンス契約に基づいて生産している事業者をサードパーティとよぶことが多い。サードパーティが製造したものは、非純正品、アフターマーケット製品などとよばれることもある。
[編集部]