ザキンソス島(読み)ザキンソスとう(英語表記)Nísos Zákinthos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザキンソス島」の意味・わかりやすい解説

ザキンソス島
ザキンソスとう
Nísos Zákinthos

古代ギリシア語読みではザキュントス Zakynthos。ギリシア西部,イオニア諸島南部の島。ペロポニソス半島北西岸沖に位置する。東部平野,西部の石灰岩丘陵から成り,最高点 756m。中心都市は東岸のザキンソス。古代にペロポニソス半島のアカイア人植民。前2世紀ローマ領となって以後,多くの異民族の支配下におかれ,ベネチアの支配下で繁栄,「レパントの花」と呼ばれた。 1864年ギリシア領となった。しばしば地震の被害を受け,近年では 1953年に大地震に見舞われた。主産業は農業で,干しぶどうを輸出。面積 402km2。人口3万 2746 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android