20世紀西洋人名事典 「シドニー ヤング」の解説
シドニー ヤング
Sydney Young
1857.12.29 - 1937.4.8
英国の物理学者。
元・ダブリン大学教授。
ファーンワース生まれ。
1883年ロンドン大学で理学博士を取得。ブリストル大学で教鞭を執った後、1903年ダブリン大学教授となる。この間、1881年には氷の昇華点曲線が圧力に依存し、昇華点曲線がT.トムソン、キルヒホッフの計算による曲線と一致することを示す。また、ラムゼーとともに液体の蒸気圧に関して多くの研究を行い、共同で35編の論文を発表し、共沸混合物に関する知見に寄与する。その後、1904年には同族系列の非合金化合物の煮沸点の差が一定でないことを示す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」（1995年刊）20世紀西洋人名事典について 情報