シャンツェ

デジタル大辞泉 「シャンツェ」の意味・読み・例文・類語

シャンツェ(〈ドイツ〉Schanze)

スキージャンプ台助走路・踏み切り台・着陸斜面からなる。飛躍台

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精選版 日本国語大辞典 「シャンツェ」の意味・読み・例文・類語

シャンツェ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Schanze ) スキーのジャンプ台。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「その日同君が第二回目を飛ぶためにシャンツェの上で待ってゐると」(出典:通学物語(1941)〈渋沢秀雄〉)

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百科事典マイペディア 「シャンツェ」の意味・わかりやすい解説

シャンツェ

ドイツ語でSchanze。スキーのジャンプ競技の跳躍台。助走斜面(アプローチ),踏切台カンテ),着陸斜面(ランディングバーン)からなる。自然の地形を利用したものと,やぐらを組んでつくったものがあり,規模距離)もノーマルヒル(75〜90m),ラージヒル(90〜105m)などのほか,フライング競技などに利用されるものには180mの台もある。
→関連項目ノルディック競技

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャンツェ」の意味・わかりやすい解説

シャンツェ
Schanze

ドイツ語でスキーのジャンプが行なわれる競技台。英語ではジャンピングヒル jumping hillという。スタート,助走路,踏み切り,着地斜面,アウトランからなる。規模はヒルサイズ HSにより区分される。日本では北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場 (大倉山シャンツェ) ,外国ではノルウェーのオスロ近郊にあるホルメンコーレン (→ホルメンコーレン大会 ) のシャンツェが観光地としても知られる。

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世界大百科事典(旧版)内のシャンツェの言及

【スキー】より

…30km以上の競技では,飲物や軽い食事を用意した給食所を途中に設ける。(2)ジャンプ競技ski jump ジャンプ台(シャンツェ)の助走路(イン・ラン)を高速で滑り,踏切台で空中へ跳び出し,空中に放物線を描いて,飛型と飛距離を競う。空中の前半ではスキーを上向きにし,放物線の最高点をできるだけ前方にするように,ついで,身体の前傾角度を深くして失速を避ける。…

※「シャンツェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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