山川 世界史小辞典 改訂新版 「シューマン(ロベール)」の解説
シューマン(ロベール)
Robert Schuman
1886~1963
フランスの政治家でヨーロッパ統合の推進者。1945年,キリスト教民主系の人民共和派に加わり,47~53年に首相と外相を務めた。ジャン・モネの思想に影響を受け,欧州建設のためのシューマン・プランを発表し,51年にヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)の結成をみるが,ヨーロッパ防衛共同体(EDC)では苦杯をなめる。58年にはヨーロッパ議会の議長に選出され,晩年までヨーロッパ統合に尽力した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報