コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヨーロッパ防衛共同体 ヨーロッパぼうえいきょうどうたいEuropean Defense Community; EDC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨーロッパ防衛共同体
ヨーロッパぼうえいきょうどうたい
European Defense Community; EDC

東西冷戦下の西ヨーロッパの安全保障は,アメリカとその軍事力を中核とした NATO (北大西洋条約機構) が軸になってきたが,ECの設立当初にはヨーロッパ独自の防衛共同体構想があった。しかし,同構想は統合参謀本部による軍の一体運用にとどまらず,ヨーロッパ統合の一環として立法権を付与した特殊な機構とする考えだったため,国家主権の縮小を懸念するドゴール・フランス大統領が反対,フランス議会で 1954年に否決され立消えになった。しかし,冷戦構造の崩壊に伴い再評価され,91年末のヨーロッパ理事会ヨーロッパ連合 (EU) を軸に共同防衛構想を具体化させることにしており,NATOとの関係が微妙になっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のヨーロッパ防衛共同体の言及

【西ヨーロッパ連合】より

…本部はブリュッセル。 西ヨーロッパ連合の誕生は,欧州軍の創設をめざすヨーロッパ防衛共同体(EDC)が1954年に挫折した結果と深く関係している。EDCは,とくにその超国家的性格と西ドイツの再軍備を懸念したフランス国民議会によって葬り去られた。…

※「ヨーロッパ防衛共同体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

パルムドール

カンヌ国際映画祭で、最優秀作品に与えられる賞。[補説]多く「金のシュロ」と訳されるが、日本原産のシュロ(ワジュロ)ではなく、ヤシ科のナツメヤシがモチーフとなっている。ナツメヤシは、西洋では勝利・栄誉の...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android