コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シーラーフ シーラーフ Sīrāf

2件 の用語解説(シーラーフの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シーラーフ
シーラーフ
Sīrāf

イランのペルシア湾岸にあった港市。ササン朝期にはすでにファールス地方の港として,また海軍基地として用いられていた。 10世紀にはペルシア湾におけるインド貿易の中心市場として繁栄し,その町の規模は当時シーラーズに匹敵するものであったという。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シーラーフ
しーらーふ
Srf

イラン南部、ファールス州のペルシア湾口近くにある著名な港の遺跡。10世紀のアッバース朝時代に、バスラウブッラとともに東西海上貿易の拠点として大いに繁栄した。シーラーフ商人の活躍は顕著なものがあり、遠くインド、東南アジア、中国との遠距離貿易に従事し、中国史料に、泉州に住んでいた大食(タージー)の「尸羅圍(しらい)」「施那幃(しない)」商人とみえるのはShlw(シーラーフの人)を写したものである。各種織物類、金属製品、鉄鉱などを輸出し、中国の絹、インドや東南アジアの香料などを輸入して巨利を博した。ブワイフ朝治下の977年に大地震によって大破し、港が砂で埋まってその機能を失い、11世紀以後は衰微して、港外のキッシュ島にその繁栄を奪われた。13世紀に地理学者ヤークートがこの地を訪れたときにはまったく廃墟(はいきょ)と化している。現在バンダル・ターヒリーにその廃墟がみられる。[佐藤圭四郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のシーラーフの言及

【ペルシア湾】より

…彼らははるか遠くインド,中国にまで出かけていた。当時のペルシア湾貿易の中心の港はイラン南岸のシーラーフSīrāf(現,ターヘリー)であった。 ブワイフ朝後期になると,シーラーフに代わって11世紀前半より13世紀前半までアラブの族長カイサル家の拠るキーシュKīsh島がホルムズ海峡の出入口を扼する地の利を生かして栄えた。…

※「シーラーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

シーラーフの関連キーワードペルシア美術ペルシア文学ペルシア湾イランイラク戦争ササン朝ペルシアブーシェフル栄光のペルシダー危機のペルシダー戦乱のペルシダーファールス

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone

シーラーフの関連情報