ジャックシラク(英語表記)Jacques René Chirac

現代外国人名録2016 「ジャックシラク」の解説

ジャック シラク
Jacques René Chirac

職業・肩書
政治家 ジャック・シラク財団代表 元フランス大統領,元パリ市長

国籍
フランス

生年月日
1932年11月29日

出生地
パリ

学歴
パリ政治学院卒,国立行政学院(ENA)〔1959年〕卒

勲章褒章
フランス国家功労勲章シュバリエ章, レジオン・ド・ヌール勲章大十字章

受賞
ルイーズ・ミシェル賞〔1986年〕

経歴
米国留学を経て、1959年フランス会計検査院入り。’62〜65年ポンピドー首相官房秘書官。’67年国民議会(下院)議員初当選。’68年五月革命の際、グルネン協定締結に活躍。’68〜71年財務経済相付閣外相。’72〜74年農相。’74年第3次メスメル内閣内相。同年5月の大統領選でジスカール・デスタンを支持。’74〜76年8月ジスカール・デスタン政権で首相。’76年12月共和国民主連合(UDR)を共和国連合(RPR)に改組して総裁(党首)。“ド・ゴール主義”を標榜。’77〜95年パリ市長。’81年4月大統領選に初出馬したが第1回投票で敗退。’86年3月〜’88年5月ミッテラン政権で首相。’88年5月の大統領選に再出馬したがミッテラン大統領に敗れる。’94年11月大統領選出馬のためRPR総裁を辞任。’95年5月3度目の挑戦で大統領に当選。就任後、ムルロア環礁沖での核実験再開を発表し、9月から6回強行実施した。2002年5月再選。2005年5月欧州連合(EU)憲法条約の批准を国民投票にかけるが、大差で否決される。2007年5月引退。パリ市長時代に関わったとされる職員の架空雇用事件で、2011年12月執行猶予付き有罪判決を受け、控訴せずに有罪確定。2008年“持続可能な発展と文明間の対話のためのジャック・シラク財団”を設立。仏教陰陽道大相撲を好む知日派で、多数来日している。2009年回想録「一歩一歩に目標がないと」を出版。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

知恵蔵mini 「ジャックシラク」の解説

ジャック・シラク

フランスの元大統領。1932年11月29日、パリ生まれ。パリ政治学院を卒業後、高級官僚養成校である国立行政学院を経て、59年にフランス会計検査院に入った。67年に国民議会(下院)議員に初当選。農業・農村開発大臣、内務大臣を経て、74年から76年まで首相を務めた。76年には、ド・ゴール主義を標榜する共和国連合を創設し、党首として自国兵器による核抑止戦略などを推し進めた。77年から95年までパリ市長。86年から88年に再び首相を務め、95年に大統領就任。南太平洋ムルロア環礁で核実験を強行した。2007年、政界を引退。パリ市長時代に職員の架空雇用事件に関わっていたとして、11年に執行猶予つき有罪判決を受ける。大相撲の愛好家で、仏教や陰陽道にも詳しい知日派として知られた。19年9月26日、86歳で死去した。

(2019-10-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

367日誕生日大事典 「ジャックシラク」の解説

ジャック シラク

生年月日:1932年11月29日
フランスの政治家

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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