標榜(読み)ヒョウボウ

デジタル大辞泉 「標榜」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ぼう〔ヘウバウ〕【標×榜】

[名](スル)
善行をほめたたえ、その事実を記した札を立てて世に示すこと。また、その札。
主義主張などをはっきりと掲げ示すこと。「自由と民主主義標榜する政党

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精選版 日本国語大辞典 「標榜」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ぼうヘウバウ【標榜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「標」はしるし、「榜」は立札の意 )
  2. かかげられたしるし。示されたしるし。
    1. [初出の実例]「しかあれば無の片々は、空を道取する標榜なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)
  3. 人の善行を賞揚してその事実を札に記し衆人に示すこと。善行を世に知らせること。〔史記注‐留侯世家〕
  4. 主義主張や自己の立場を公然と表わすこと。掲げ表わすこと。公然と唱えること。看板にすること。また、その掲げたもの。
    1. [初出の実例]「而先自標牓、暴著形跡、与世俗相違」(出典:古学先生文集(17C後頃)五・同志会筆記)
    2. 「近日は加藤某、井上某、自ら標榜して哲学家と為し」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉一)

しるし‐ふだ【標榜】

  1. 〘 名詞 〙 目じるしに立てる立札。

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普及版 字通 「標榜」の読み・字形・画数・意味

【標榜】ひようぼう

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