ジョイント・ベンチャー(英語表記)joint venture

翻訳|joint venture

世界大百科事典 第2版の解説

ジョイント・ベンチャー【joint venture】

大型土木工事などにおいて,1企業では資金力,技術力などの面で受注が困難な場合,複数の企業が協力して工事を請け負う形態のこと。JVと略し,共同企業体と訳す。フランス語コンソーシアムという言葉も使われる。ジョイント・ベンチャーは,1930年アメリカのフーバー・ダム建設にあたり,1業者が施工するにはあまりにも大規模であるため,6社が協力してこのダムの建設工事に入札したことに始まるといわれている。その後アメリカでは,同様な形での土木工事が一般的になった。

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世界大百科事典内のジョイント・ベンチャーの言及

【企業】より

…それが単なる下請関係や販売代理関係を脱して,技術的・戦略的な意味合いが強くなると,企業グループとして統一的な経営を進める必要性が高くなる。さらに,共通目的の達成のために,複数の事業体がそれぞれの経営的独立性を維持しながら,共同で資金・設備・労働・技術等の経営資源を出し合い,特定事業を遂行するために,ジョイント・ベンチャーjoint ventureが設立される(建設会社間で組織される共同企業体JVは一例)。これはとくに技術革新とのからみで用いられ,技術導入,研究開発,新規事業の開拓などがその主目的である。…

【合弁】より

…国籍の異なった複数の企業が事業を行うために共同で出資すること。このようにして設立された会社が合弁会社joint ventureである。企業が外国に進出して事業を行う場合,単独でこれを行うことが少なくない。…

【企業】より

…それが単なる下請関係や販売代理関係を脱して,技術的・戦略的な意味合いが強くなると,企業グループとして統一的な経営を進める必要性が高くなる。さらに,共通目的の達成のために,複数の事業体がそれぞれの経営的独立性を維持しながら,共同で資金・設備・労働・技術等の経営資源を出し合い,特定事業を遂行するために,ジョイント・ベンチャーjoint ventureが設立される(建設会社間で組織される共同企業体JVは一例)。これはとくに技術革新とのからみで用いられ,技術導入,研究開発,新規事業の開拓などがその主目的である。…

【合弁】より

…国籍の異なった複数の企業が事業を行うために共同で出資すること。このようにして設立された会社が合弁会社joint ventureである。企業が外国に進出して事業を行う場合,単独でこれを行うことが少なくない。たとえば支店を設置したり,自社が資本金を全額出資して現地法人を設立することができる。しかし,こうした方式によらず,進出先の国の企業と共同出資を行い新企業を設立することが合弁である。 合弁会社を設立する理由は多様である。…

【フーバー・ダム】より

…またこのような巨大な建設工事を一建設会社では請負できないので6社が共同して新会社を設立して工事を請け負った。これがジョイントベンチャー(共同企業)の発端で,建設業界に大きな影響を与え,日本でも多く採用されている。このダムによってインペリアル・バレーの砂漠が豊かな緑に覆われたが,河口への土砂の供給が減って海岸浸食が進み問題となっている。…

※「ジョイント・ベンチャー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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