ジョセフ・L. マンキーウィッツ(英語表記)Joseph L. Mankiewicz

20世紀西洋人名事典 の解説

ジョセフ・L. マンキーウィッツ
Joseph L. Mankiewicz


1909.2.11 - 1993.2.5
米国の映画監督,脚本家,プロデューサー
元・スクリーン・ディレクターズ・ギルド会長。
ペンシルベニア州ウィルクス・バール生まれ。
新聞社の特派員時代にベルリンで映画字幕翻訳を行う。1929年帰国し、ハリウッドで字幕、脚本を担当。’36年MGMでプロデューサーとなり「激怒」「フィラデルフィア物語」などを手がける。’46年監督となり、「三人の妻への手紙」(’49年)、「イヴの総て」(’50年)で二年連続アカデミー監督賞、脚本賞を受賞。知的ユーモア、辛辣な皮肉、卓越した脚本構成による人間観察で独特の作風を持ち、舞台劇の映画化に手腕を発揮。他に「裸足の伯爵婦人」(’54年)、「探偵スルース」(’72年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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