ジョセフ ロゲンドルフ(英語表記)Joseph Roggendorf

20世紀西洋人名事典 「ジョセフ ロゲンドルフ」の解説

ジョセフ ロゲンドルフ
Joseph Roggendorf


1908 - 1982
ドイツ(西ドイツ)の文学研究者。
元・上智大学教授。
カトリック司祭になるためにイエズス会に入会。のちフランスに入学し、神学課程修了、司祭に叙階。イギリスで学んだ後、1935〜37年日本語修得のため来日する。旧制広島高等学校で教鞭をとり、若い学生との親交を深める。’37〜40年ロンドン大学留学、また「伊勢物語」の研究に従事し、’40年再び来日する。上智大学比較文学教授となる。「モニュメンタ・ニッポニカ」の編集、「ソフィア」の創刊に尽力し、太平洋戦争の空襲の際は大学の建物を消火活動によって守り通した。’79年退職。主著に「現代思想とカトリシズム」(’59年)、「日本と私」(’72年)、「異文化のはざまで」(’83年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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