スキルスがん(読み)すきるすがん

家庭医学館の解説

すきるすがん【スキルスがん】

 進行胃がんは、X線検査や、内視鏡(ないしきょう)によって観察し組織を採取して生検(せいけん)を行なうことで、ほぼ診断できます。
 ところが、胃がんのなかには、まれに、スキルス胃がん(硬性(こうせい)がん)と呼ばれる、診断、治療のむずかしい悪性度の高いものがあります。
 ほとんどの胃がんは、胃の粘膜(ねんまく)に腫瘤(しゅりゅう)を形成して、胃壁の表面から盛り上がったり、くぼんだり、潰瘍(かいよう)をつくったりしているのですが、スキルスがんは、腫瘤をつくらず、かたい線維組織をつくりながら、胃壁の中の粘膜下層や漿膜(しょうまく)下層にばらまかれるような形で広がっていきます。進行が速く、腹膜(ふくまく)への転移をおこしやすいがんで、比較的若年層にみられます。
 検査は、内視鏡よりも、表面からは見えない粘膜下まで観察できる超音波検査が有効です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

政府開発援助

政府ベースの経済協力の一つで,特に先進国政府が発展途上国の経済開発などを促進するため財政資金を使って供与する援助。 (1) 2国間での直接援助と,(2) 国際機関を通じての多国間援助に分けられる。直接...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

スキルスがんの関連情報