C38H60O18(804.90).パラグアイ産のキク科Stevia rebaudianaの葉の成分で,ショ糖の約300倍の甘味を示す.酵素的に加水分解すると3 mol のグルコースと1 mol のステビオールとを生じるが,無機酸を用いて加水分解すると,アグリコンが転位したイソステビオールを生じる.ステビオシドは吸湿性の結晶.融点198 ℃.
-39.3°(水).800 mL の水に1 g 溶けるが,有機溶媒に難溶.食品の甘味料として使用される.ステビオールC20H30O3(318.46)は針状結晶.融点215 ℃.
-94.7°.植物生長促進作用をもっている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…種子でも挿木でも増やすことができるじょうぶな植物で,暖地では冬でも地下茎は枯れず,翌春再び株からもえ出る。葉には砂糖の300倍も甘いとされるステビオシドsteviosideという成分が含まれている。葉を摘み採って紅茶などに入れるとさわやかな甘みが出る。…
※「ステビオシド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...