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スリーマイル島原発事故 すりーまいるとうげんぱつじこ

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知恵蔵2015の解説

スリーマイル島原発事故

米国ペンシルベニア州スリーマイル島原発2号機(加圧水型軽水炉、95.9万kW)で1979年3月28日に起きた事故。機器の故障と人為的ミスがいくつも重なった。二次冷却水ポンプの故障に始まり、開いているべき弁が閉じたままだったこと、加圧器の圧力逃し弁が開きっ放しになったこと、稼働した緊急炉心冷却装置(ECCS)を運転員が止めたことなど。事故が拡大した最大の要因は、一次冷却水が十分あると誤判断した運転員がECCSを停止させたことだ。その結果、圧力容器内から冷却水が流失し、炉心の3分の2が露出する空焚(からだ)き状態になった。後の調査で炉心の半分が溶けていたことが分かった。非常事態が宣言され、付近の住民が避難した。この事故で大気中に放出された放射性物質は、希ガスが約93ペタ(1000兆)ベクレル(Bq)、ヨウ素が約0.56テラ(一兆)ベクレル程度。周辺住民の被曝(ひばく)線量は1mSv(ミリシーベルト)以下で、健康に与える影響はほとんどないとされる。

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

スリーマイル島原発事故

1979年3月28日、2号機で給水ポンプが動かなくなり、人為ミスなどが重なって炉心溶融に至った。放射性物質を含む汚染水が建屋内に漏れた。米原子力規制委員会(NRC)などによると、住民への明確な健康影響はなかったとされる。国際的な事故評価尺度(INES)では、最悪レベルである旧ソ連のチェルノブイリ原発、福島第一原発レベル7に次ぐレベル5。

(2012-03-07 朝日新聞 朝刊 2総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

スリーマイルとう‐げんぱつじこ〔‐タウ‐〕【スリーマイル島原発事故】

1979年3月28日、米国のペンシルベニアスリーマイル島原子力発電所2号機で発生した大規模な原子炉事故。営業運転中に発生した給水ポンプの故障を発端とし、運転員が非常用炉心冷却装置ECCS)を手動で停止するなどの誤操作が重なって、冷却材喪失事故に発展し、炉心溶融を起こした。放射性物質の一部が環境に放出され、近隣住民が避難したが、被曝線量は平均0.01ミリシーベルト、最大でも1ミリシーベルトで、放射線障害は起きていないとされる。原発事故の度合いを示す国際原子力事象評価尺度でレベル5に分類される。TMI(Three Mile Island)事故。

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