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セセリモドキガ

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世界大百科事典 第2版の解説

セセリモドキガ

鱗翅目セセリモドキガHyblaeidaeの昆虫の総称。熱帯地方を中心に約30種を産する。すべて昼間に活動し,一見セセリチョウに似るのでこの名がある。日本の温帯域には特産種ニホンセセリモドキHyblaea fortissimaが分布しており,山間の渓流沿いの日だまりを早春に飛翔(ひしよう)する。開張3cm前後。前翅は暗灰色でやや黄灰色を帯び,暗色点が密に分布する。幼虫はムラサキシキブを食草とし,6月ころ葉をつづって隠れ家をつくり,その中にすむ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セセリモドキガ
せせりもどきが / 擬蝶蛾

昆虫綱鱗翅(りんし)目セセリモドキガ科Hyblaeidaeの総称。この科は世界でわずか30種しか知られていない小群で、昼間活動し、その姿態がややセセリチョウを連想させるのでその名がある。赤道の周囲に分布する熱帯性のガであるが、日本には特産の1種ニホンセセリモドキHyblaea fortissimaがすむ。このガははねの開張30ミリメートル前後、前翅は灰褐色、後翅は黒褐色で4個の黄色紋をもつ。おもに早春、谷沿いの日当りのよい所を活発に飛び地物に止まる。これらは越冬した成虫で、幼虫は5月ごろムラサキシキブの葉を食べ、夏までにはガになるがまもなく休眠に入り、翌春までほとんど活動しない。[杉 繁郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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