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セロボ文化 セロボぶんかSerovo culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セロボ文化
セロボぶんか
Serovo culture

ロシア,沿バイカル地方の新石器文化の一つ。前3千年紀に位置づけられている。この文化期の埋葬墓が多数発見され,アンガラ川流域のイルクーツクからブラーツクの間では 18地点あり,レナ川上流域,バイカル湖東岸セレンガ川流域にも,典型的なセロボ式の墓が広がっている。さらに,類似する墓は,アンガラ川流域,レナ川中流,下流まで発見されている。墓壙には,遺体が埋葬されたのち,水平に板石が並べられ,表面まで石が詰められる。ほとんどすべて伸展葬であり,頭位方向は東ないし北東を示すものが過半数である。また,大部分が個人墓である。副葬品には,狩猟具,漁労具,食事用具,道具の製作具があり,死後の生活についての信仰があったと考えられている。ほかに火葬例が2例ある。典型的なセロボ式の墓には,弓矢,土器,磨製粘板岩製ないし軟玉製石斧,磨製粘板岩製ナイフ,石鏃ないし菱形ナイフが副葬されている。副葬品は,男女の性による違いがない。

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世界大百科事典 第2版の解説

セロボぶんか【セロボ文化】

1950年に,A.P.オクラドニコフによって提唱された,ロシア・バイカル地方新石器編年の第3期で,前3千年紀と推定された。アンガラ川に注ぐザディルミ支流の入口,セロボSerovo村で発見された墓群をもとに命名された。1933年以降数次にわたって,オクラドニコフによって調査され,20基の墓と4基の配石が明らかにされた。そのうち,本文化期に属するのは12基で,他はキトイ文化グラスコーボ文化に属する。セロボ文化期に属する墓は地表に配石があり,長さ1.8~3.0m,幅0.6~2.0mで,楕円形のものが多い。

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