直訳的には扇情主義。報道において事実を単純化し、情緒的な勧善懲悪主義をとったり、猟奇事件、恐怖描写などをあおりたてて俗受けをねらったりする手法。このような報道をする新聞のことを蔑称(べっしょう)してイエロー・ジャーナリズムという。これは、『ニューヨーク・ワールド』紙が掲載した人気漫画「イエロー・キッド」に由来する呼び方である。出版においては、週刊誌のニュース読み物などがセンセーショナリズムの方法を用いることが多いが、際物(きわもの)出版物にもその傾向がある。テレビの犯行現場再現ドラマなどを呼び物にした報道・ドキュメンタリー番組も同趣のものである。
[桂 敬一]
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...