セントランサス(英語表記)Centranthus

大辞林 第三版の解説

セントランサス【Centranthus】

オミナエシ科ベニカノコソウ属の植物。日本では、初夏、濃紅色や紅色で花冠が五裂した香りのよい小花を散房花序につけるベニカノコソウやウスベニカノコソウが観賞用に栽培される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セントランサス
せんとらんさす
[学]Centranthus

オミナエシ科カノコソウ属の総称。地中海沿岸地方に十数種分布し、園芸的には次の2種がよく栽培される。ウスベニカノコソウC. macrosiphon Boissは、スペイン原産の一年草。茎は高さ40~50センチメートル、全株に毛はなく、茎葉は灰緑色となる。葉は対生し、広卵形。6~8月、茎上に散房花序をつくり、淡紅色、白色などの小花を密に開く。ベニカノコソウC. ruber DC.は南ヨーロッパから西南アジア原産の多年草。茎は叢生(そうせい)し、直立して高さ70~90センチメートル。葉は卵形で、茎葉は毛がなく灰緑色。5~8月、茎上に散房花序をつくり、紅色または白色の香りのある小花を密に開く。両種とも花壇または切り花用として栽培され、前種は春または秋播(ま)き、後種は株分けまたは実生(みしょう)による。日当りのよい場所でよく育ち、石灰を施すとよい。[柳 宗民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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