造影剤を用いたCT検査の一手法。「ダイナミック」は動的検査(dynamic study)の意味である。ヨード造影剤を静脈から急速注入した後、造影剤が目的領域に到達するタイミングを見計らって、同じ部位を複数回撮影する。これにより、組織の血行動態を時間的かつ空間的に精密に把握できるようになる。正常組織と血行動態の異なる病変の検出に優れており、動脈狭窄(きょうさく)や動脈瘤(りゅう)などの動脈性病変や、肝細胞がんや膵(すい)がんなど腫瘍(しゅよう)の精査に用いられる。撮影のタイミングは臓器の血行動態を考慮して決められており、臓器や目的により異なる。たとえば肝細胞がんの場合、動脈相、門脈相、平衡相の3相を順に撮影することが多い。
[渡邊清高 2019年11月20日]
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新