チェレンコフ望遠鏡(読み)チェレンコフボウエンキョウ

デジタル大辞泉 「チェレンコフ望遠鏡」の意味・読み・例文・類語

チェレンコフ‐ぼうえんきょう〔‐バウヱンキヤウ〕【チェレンコフ望遠鏡】

超高エネルギーガンマ線が大気中の原子核と衝突して生じる二次粒子の空気シャワーにより、ごく短時間に発生するチェレンコフ光を捉える望遠鏡。この可視光を反射鏡で集光することで、間接的にガンマ線の入射方向やエネルギーを調べることができる。検出できるエネルギー帯域は100GeVギガ電子ボルト)から10TeVテラ電子ボルト)程度。観測対象は超新星残骸パルサーガンマ線バーストなどの高エネルギー天体で、宇宙線起源についての解明が期待される。大気チェレンコフ望遠鏡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android