チツス帝凱旋門(読み)チツスていがいせんもん(その他表記)Arco di Tito

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チツス帝凱旋門」の意味・わかりやすい解説

チツス帝凱旋門
チツスていがいせんもん
Arco di Tito

イタリア,ローマフォールム・ロマーヌム(→フォールム)東入口にある凱旋門。70年のチツス帝によるエルサレム奪還を記念して,81年ドミチアヌス帝の時代に建造された,ローマ建築を代表する建物。高さ 15.4m,正面幅 13.5m,側面幅 4.75mの白大理石製。アーチ通路両側コンポジット式オーダー円柱によって飾られ,アーチ上方の最上部正面には銘文が刻まれている。また通路内部の両面の壁には,エルサレム神殿から戦利品を運ぶチツス帝の凱旋行列と,勝利の女神ビクトリアを頭に戴く戦車に乗った皇帝の姿が浮彫にされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む