チノリモ(血糊藻)(読み)チノリモ(英語表記)Porphyridium cruentum Naegeli

世界大百科事典 第2版の解説

チノリモ【チノリモ(血糊藻) Porphyridium cruentum Naegeli】

陰所の湿地や石垣,あるいは温室の土壌表面やガラス面など,空中に露出した場所に血のりをつけたような状態で生育する暗紅色の紅藻。体は径7~10μmの球形の単細胞であるが,2分裂によって増殖した多数の個体が粘質物中に集まって存在するので,全体は血糊のように見える。和名はこの状態に由来する。紅藻綱チノリモ目チノリモ科に所属するが,細胞内に星状の色素体をもつことから,似た形状の色素体をもつウシケノリアマノリなどと近縁の藻と考えられている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

在職老齢年金

就業している高齢世代にも一定の年金を支給する制度。2004年の年金改正で、就労を阻害せず、働くことに中立な仕組みにするため、60歳代前半の人には厚生年金(定額部分も含む)の一律2割カットの仕組みを廃止...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android