チムシアン族(読み)チムシアンぞく(その他表記)Tsimshian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チムシアン族」の意味・わかりやすい解説

チムシアン族
チムシアンぞく
Tsimshian

北アメリカの太平洋岸に住むアメリカインディアンの一民族。言語はペヌティ語族に属し,居住地域によって3つの方言に分れる。生活は夏のサケギンダラの漁を基礎とし,冬は狩猟をする。3つの方言集団はそれぞれ漁場,猟場を共有する母系氏族から成り,恒久的住居は大きな木造建築で,民族を象徴するクジラ彫刻されている。彫刻,色彩ともにすぐれたトーテムポールポトラッチ儀式は,ハイダ族トリンギット族とともに有名である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む