チャチャポヤス(英語表記)Chachapoyas

デジタル大辞泉 「チャチャポヤス」の意味・読み・例文・類語

チャチャポヤス(Chachapoyas)

ペルー北部の都市アマソナス県県都アンデス山脈中の標高約2300メートルに位置する。西郊アマゾン川の支流ウトクバンバ川が刻んだ谷が南北に走り、先インカ期の9世紀頃から栄えたチャチャポヤス文化の遺跡が点在する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャチャポヤス」の意味・わかりやすい解説

チャチャポヤス
Chachapoyas

ペルー北部,アマソナス県の県都。トルヒーヨ北東約 250km,アンデス山脈中,アマゾン川水系ウトクバンバ川の河谷にあり,標高約 2300m。古くからインディオ集落があった地に 1538年スペイン人が町を建設。周辺の農業地帯の商工業中心地で,サトウキビ,カカオ,コカウシなどを集散し,アルコール,パナマ帽などを製造する。太平洋岸を通るパンアメリカン・ハイウェーから分岐する道路が通じ,またアンデス東麓のユリマグアスへ道路が延び,アマゾン低地への門戸となっている。人口1万 4000 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android