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ツェナー効果 ツェナーコウカ

デジタル大辞泉の解説

ツェナー‐こうか〔‐カウクワ〕【ツェナー効果】

pn接合の素子に逆方向の電圧をかけても、ある電圧以上で電流だけが増加し、電圧はほぼ一定に保たれる現象。トンネル効果の一種であり、定電圧整流回路に必須のツェナーダイオードに利用されている。米国の物理学者C=ツェナーが発見。ジーナー効果

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

法則の辞典の解説

ツェナー効果【Zener effect】

pn結合素子に高い逆方向電圧を印加したとき,禁止帯の幅が見かけ上狭くなり,p型半導体の価電子バンドにある電子がトンネル効果*によってn型半導体の伝導体へと流れるようになる.その結果として,逆方向電圧を印加したときには,その電圧に関係なく一定の微少な電流が流れることになるが,ある一定の電圧値を超えると急激に電流が増加する,この現象をいう.現在では,定電圧整流回路にほとんど不可欠となっているツェナーダイオードはこの効果を利用したものである.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

世界大百科事典内のツェナー効果の言及

【定電圧ダイオード】より

…降伏電圧が5.5V程度より大きければ,降伏現象はキャリアの衝突電離による電子なだれによるので降伏電圧は正の温度係数を有する。降伏電圧が5.5V程度より小さければ降伏現象はツェナー効果(半導体に強い電界が加わると,価電子帯にある電子がトンネル効果により伝導帯に移り,大きな電流が流れる現象。ジーナー効果ともいう)により,降伏電圧は負の温度係数を有する。…

※「ツェナー効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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